【沖縄冒険日誌】しままや~

海好きで沖縄に移住した、僕(ニッシー)の冒険の記録。釣りを中心とした「沖縄のアウトドア情報」、「自然・生き物の紹介」、「マニアックな観光情報」を移住者目線で発信していきます!モットーは「一期一会、一魚一会」、「観光あきたら冒険いこう!」。

【沖縄冒険日誌】しままや~

巨大シダ植物「オオタニワタリ」から絶品の山菜料理を作る⁉

ハイサイ!沖縄のニッシーです!


今日はいつもと気分を変えて、沖縄の「山」を舞台にした冒険を紹介します。

日本で唯一、「亜熱帯地域」に属する沖縄県は、本州と比べて独特な自然環境が形成されています。

 

f:id:shimamayaa:20200713002736j:plain

沖縄の森でよく見かける「パパイヤ」

サンゴ礁の海」ばかりイメージされがちですが、「山」でも沖縄ならではの自然を楽しむことが出来ます。

今回は「沖縄の山」に出かけて、この地域ならではの「山菜採り」を楽しみます。

 

 

沖縄の山菜事情

沖縄県は本州と比べて、「山菜を食べる文化」がそれほど一般的ではありません。

特に沖縄本島」は山菜食があまり浸透していませんが、西表島などの「離島の一部地域」は、古くから山菜食が親しまれてきました。

今回紹介する「山菜料理」も、僕が西表島で修行していた時に教わったものです。

今回は、沖縄ならではの美味しい山菜「オオタニワタリを紹介します。

ご自身で山菜を採取する際は、必ず土地の管理者の許可を得てから行うように注意してください。

 

巨大な着生シダ植物「オオタニワタリ

 

オオタニワタリは、葉の大きさが1メートルを超える巨大なシダ植物です。

 

f:id:shimamayaa:20200713003740j:plain

最大級サイズの「オオタニワタリ

「温暖な地域」の植物で、沖縄の野外ではごく普通に見られます。また「観葉植物」として人気が高く、民家の庭先でよく育てられています。

 

f:id:shimamayaa:20200713004248j:plain

木に「着生」している個体

オオタニワタリ「着生植物」と呼ばれる種類に属します。

着生植物とは、「土に根を張らず、他の木や岩の上に根を下ろす植物のこと」です。

「寄生植物」とは異なり、くっついている木から栄養を吸い取っている訳ではありません。

 

f:id:shimamayaa:20200713004548j:plain

中央に溜まった「腐葉土

葉の集まる中央部に窪みがあり、ここに溜まった落ち葉を腐葉土に変えて養分にしているようです。

 

f:id:shimamayaa:20200713004847j:plain

 

ちなみにコンクリートの隙間でも、「オオタニワタリ」は元気に生えています(笑)

 

オオタニワタリ」を採取する

それでは、オオタニワタリを採取しに出かけます。

今回向かったのは、沖縄本島北部。

僕の友人に協力してもらい、「友人宅の裏山」で採取をすることにしました。

山に入ると早速、オオタニワタリを発見!

 

f:id:shimamayaa:20200713005350j:plain

 

「山菜」として食用になるのは、「柔らかい新芽」の部分です。

 

f:id:shimamayaa:20200713005551j:plain

 

手に持っている「カールした葉の部分」が、食べ頃の新芽です。

 

f:id:shimamayaa:20200713010238j:plain

 

山の石段には、「ベビーサイズ」オオタニワタリが生えていました(笑)

 

その後も、「食べ頃サイズの新芽」を求めて探索!

 

f:id:shimamayaa:20200713010704j:plain

 

全部の「新芽」を採ってしまうと成長に影響する可能性があるので、1株から1枚だけ採取します。

 

f:id:shimamayaa:20200713010924j:plain

今回収穫したオオタニワタリの「新芽」

家で食べるのに充分な量の「新芽」が採れたので、持ち帰ってとっておきの「山菜料理」を作ります!

 

オオタニワタリ」のチャンプルーを作る

まず1品目は、オオタニワタリのチャンプルー」を作ります。

 

「チャンプルー」は沖縄の方言で、「ごちゃ混ぜ」という意味。

 

一般的には,「色々な食材を炒めた料理」を指すことが多いです。


作り方の手順は、次の通りです。

①:一口大にカットした「オオタニワタリ」を湯がく。

 

f:id:shimamayaa:20200713011806j:plain

 

綺麗に水洗いした「オオタニワタリ」を一口大にカット。ひとつまみの塩を入れて、3分程湯がきます。

 

②:①を中火でサッと炒め、好みの具材を加えて炒める。「塩コショウ」、「醤油」で味を整えて完成。

 

f:id:shimamayaa:20200713012032j:plain

 

今回は「豆腐」、「モヤシ」、「豚バラ肉」を一緒に炒めました。

 

オオタニワタリ」の天ぷらを作る

次は「オオタニワタリ」を使った天ぷら。

これは「人に教えたくない程美味しい」、僕の大好物です(笑)

作り方の手順は、次の通りです。

 

①:「オオタニワタリ」を水洗いし、水分を切って衣に浸す。

 

f:id:shimamayaa:20200713012536j:plain

 

小さいサイズの葉はまるごと、大きな葉はカットしておきます。

 

 

②:熱した油で揚げ、塩をまぶして完成。

 

f:id:shimamayaa:20200713012824j:plain

 

衣をサクサクになるように揚げると、より美味しく食べられます。

 

完成した「オオタニワタリ料理」を実食

オオタニワタリを使った料理が2品完成しました!

 

f:id:shimamayaa:20200713013250j:plain

 

まずは、オオタニワタリ」のチャンプルーから頂きます。

 

f:id:shimamayaa:20200713013500j:plain

 

「うまいっ!」

生で食べるよりもかなり「ネバリ気」が増しています。

味はチンゲンサイに近く、歯応えが抜群。

ご飯がドンドン進む美味さです!

 

 

お次はオオタニワタリの「天ぷら」を頂きます。

 

f:id:shimamayaa:20200713013737j:plain

 

「やっぱりコレが一番‼︎」

噛むほどに「山菜の旨味」が増していきます。

チャンプルーと比べて「ネバリ気」は少ないものの、バランスが丁度良い抜群の美味しさです。

山菜料理といえばやっぱり「天ぷら」ですね!

塩をふれば「お酒のオツマミ」にピッタリで、何枚でも食べられる美味しさでした!

 

 

次回の記事でも、「沖縄らしい植物」を使った山菜料理を紹介します。

 

皆さんも機会があればオオタニワタリを食べてみてくださいね。

それでは、また!

 

★ブログ移設のお知らせ

 

このブログを読んでいただいている読者の皆様へ、大事なお知らせがあります。

 

この度、本ブログの記事を別サイト「http://shimamayaa.com/」に完全移設することになりました。

 

読者の皆様がより読みやすいブログになるように、新しくデザイン構成や記事を再編集しています。

 

今後はリニューアルした新サイト「沖縄冒険日誌しままや~」に新しい記事をアップしていきます。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。