【沖縄冒険日誌】しままや~

海好きで沖縄に移住した、僕(ニッシー)の冒険の記録。釣りを中心とした「沖縄のアウトドア情報」、「自然・生き物の紹介」、「マニアックな観光情報」を移住者目線で発信していきます!モットーは「一期一会、一魚一会」、「観光あきたら冒険いこう!」。

【沖縄冒険日誌】しままや~

「マル、ヒラ、タイリクスズキ」の見分け方、「95センチ・7.2キロ」のシーバスを釣り上げた冒険

こんにちは!島根のニッシーです!

私用でしばらく地元に帰省する関係で、島根での冒険をアップします。


今回は国内を代表するルアーフィッシングの人気ターゲット、「シーバス(スズキ)」を狙う冒険です。

 

 

「シーバス(スズキ)」ってどんな魚

 

「シーバス」の相性でルアーマンに親しまれる「スズキ」は、北海道南部から九州までに生息する魚です。

 

f:id:shimamayaa:20210221000313j:plain

シーバス(スズキ)

 

 成長によって呼び名が変わる出世魚で、20センチから30センチの個体を「セイゴ」40センチから60センチを「フッコ」それ以上のサイズを「スズキ」と呼びます(地域差あり)。

 


「湾内や河口域、磯、砂地」など様々な環境に適応し、甲殻類や小魚を捕食します。

 

フッキングすると、まるでブラックバスのように「エラ洗い(水面から飛び出して左右に首を振る行為)」し、釣り人を楽しませてくれます。

 


夏に旬を迎える魚で、和食以外にも「フレンチ、イタリアン」でもよく利用される食材です。

 

国内のスズキは「3種類」に分類される

 

日本国内に生息しているスズキは、マルスズキ」、「ヒラスズキ」、「タイリクスズキ」の3種に分類されます。

いずれの種も、「スズキ」として市場に流通している場合が多いですが、「見た目、主な生息地域」に違いがあります。

 

マルスズキ

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア

マルスズキ」

 

3種の中で最も個体数が多く、最も一般的なスズキがマルスズキ」です。

「北海道から鹿児島」まで広く分布し、市場に流通しているのも主に本種です。

見た目の特徴として、「体高が低く細長いシルエット、口が大きい、目が小さい、尾鰭の付け根が細い」などが挙げられます。

 

 

②「ヒラスズキ

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア

ヒラスズキ

 

次に個体数が多いのがヒラスズキです。


ヒラスズキは温暖な海域を好み、外洋に面した磯を回遊していることが多いです。


3種の中で最も遊泳力が強く、最もヒキが強いシーバスです。


見た目の特徴として、「体高がある丸みがかったシルエット、頭部が小さい、目が大きい、尾鰭の付け根が太い、下顎に鱗がある」などが挙げられます。

 

 

沖縄県西表島で水揚げされた「ヒラスズキ」(西表島在住の師匠のFBより)

 

これまで分布の南限は屋久島」だとされていましたが、先日に沖縄県西表島で定置網にかかった個体が発見されました。

 

 

③「タイリクスズキ」

 

タイリクスズキ(地元の友人からの提供)

 

「中国、朝鮮」から移入された外来種のスズキが、「タイリクスズキ」です。

養殖されていた個体が逃げ出し、野生化したものが「九州、四国地方」を中心に広がっています。


見た目の特徴として、マルスズキより体高が高くヒラスズキよりも低い、頭部が小さい、目が大きい、体に黒点が点在する」などが挙げられます。


ただ「黒点のないタイリクスズキ」も稀におり、「黒点があるマルスズキ」もいたりとややこしいです。


僕はまだ釣ったことはないですが、島根でも河口域にタイリクスズキが生息しています。


マルスズキ」と「ヒラスズキ」のより詳しい見分け方は、次回の記事で紹介します。

 

 

地元開催の「シーバストーナメント」への参戦

 

僕の地元では毎年、「シーバストーナメント」が開催されます。


山陰地方屈指のシーバスポイント江の川が近くにあり、メーター級が狙える釣り場が点在するためハイレベルな大会です。

 

絶好のサラシが出ている「江の川河口」

 

ルールは、大会期間中(1ヶ月)に持ち込んだ「1匹のシーバスの最大全長」で競うスタイル。

大会期間中は、何度でもサイズ更新が出来ます。

 

 

山越えして「地磯」を目指す

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア ワールドシャウラBG

地磯で「ランカーシーバス」を狙う

 

僕は激戦区を避けて、山を1時間程歩いて越えた先にある「地磯」で、ランカーシーバスを狙っていました。


「水深のある地磯エリア」で、僕が使用する主なルアーがこちら。

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア セットアッパー 125S-DR

ダイワ「セットアッパー125S-DR、145S-DR」

 

ダイワ「ミドルアッパー4.2インチ(銀粉生イワシ)」

 

当日の「海況、ベイト」の状況に合わせて、使用するルアーや泳がせるタナを変えながら攻略していきます。

 

「シーバストーナメント」の大会結果発表

 

今年はベイトの接岸状況が悪く、多くのトーナメント参加者が苦戦したようです。

 

「ベイト」の接岸が少なくて大苦戦

 

僕も連日ボウズが続きましたが、ベイトの接岸が期待できる「風向きと潮」に狙いを絞って釣り場に通い続けました。


その結果、「86センチ、4.2キロのマルスズキ」を釣り上げてエントリー!

 

「86センチ・4.2キロ」のマルスズキ

 

「86センチ・4.2キロ」のマルスズキ

 

 

その翌週に「88.3センチ、6.2キロのマルスズキ」を釣り上げて、エントリーサイズを更新しました。

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア

「88.3センチ、6.2キロ」のマルスズキ

 

「88.3センチ、6.2キロ」のマルスズキ

 

その後も90センチオーバーを狙っていましたが、ここで時間切れ。


「シーバストーナメント」の大会結果は、102人中6位となりました。


【シーバストーナメント検量結果】


優勝 「92.5センチ・5.0キロ」
2位 「91.5センチ・6.1キロ」
3位 「90.0センチ・4.2キロ」
4位 「89.4センチ・5.0キロ」
5位 「89.3センチ・3.8キロ」
6位 「88.3センチ・6.2キロ」←僕


全長サイズでは敵いませんでしたが、重量では優勝でした(笑)

 


ちなみに優勝賞品は「10万円分の賞品券」だったそう。

 

6位の入賞商品

 

6位の入賞賞品は「クーラーボックス」でした。

 

「95センチ、7.2キロ」のマルスズキを釣り上げた

 

シーバストーナメントが終幕した翌月。

磯からヒラスズキを狙っていたら、どデカいマルスズキを釣り上げました。

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア 蛙スプーン 95センチ 7キロ ランカーシーバス

「95センチ、7.2キロ」のマルスズキ

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア 蛙スプーン 95センチ 7キロ ランカーシーバス

「95センチ、7.2キロ」のマルスズキ

 

サイズは、「95センチ・7.2キロ」


「自己記録の98センチ」には届かないものの、見事なコンディションのマルスズキです。

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア 蛙スプーン 95センチ 7キロ ランカーシーバス

豪快な「エラ洗い」ファイトで楽しませてくれた

 

大会期間中に釣れていたらぶっちぎりで優勝でしたが、それ以上に豪快な「エラ洗い」でファイトを楽しむことが出来、悔いなしです!

 

 

マルスズキの「海鮮丼」

 

マルスズキの「トマトチーズのせホイル焼き」

 

磯で釣ったマルスズキだったので臭みがなく、持ち帰って美味しく頂きました。

 

 

ちなみに今回使用したルアーは、「スプーン(蛙スプーン)」

 

スズキ シーバス ルアー ヒラスズキ ロックショア 蛙スプーン

「蛙スプーン(14グラム)」を使用

 

沖縄だと、「海のルアーフィッシングでスプーンを使用するのは一般的」なのですが、地元で使っている人は見たことがありません。


この翌月に、同じスプーンを使った釣法で「特大サイズのヒラスズキを釣り上げることになりました。


この冒険の続きは、また次回に。


それでは、また!

 

★ブログ移設のお知らせ

 

このブログを読んでいただいている読者の皆様へ、大事なお知らせがあります。

 

この度、本ブログの記事を別サイト「http://shimamayaa.com/」に完全移設することになりました。

 

読者の皆様がより読みやすいブログになるように、新しくデザイン構成や記事を再編集しています。

 

今後はリニューアルした新サイト「沖縄冒険日誌しままや~」に新しい記事をアップしていきます。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

【今回のタックル】

 ・ロッド:シマノ「ワールドシャウラBG 21053」
・リール:シマノ「ツインパワーSW5000 HG」
・メインライン:PE2号
・リーダー:ナイロン6号