世界一美味しい魚、君の名は「のどぐろ(アカムツ)」
こんにちは!島根のニッシーです!
私用でしばらく地元に帰省していましたが、また沖縄に戻ることになりました。
まだ記事に出来ていない「島根県での冒険」もストックしていますので、今後は「沖縄の冒険」と織り交ぜながら投稿をしていきます。
今回の記事は、僕が「世界一美味しいと思う魚」の紹介です。
- 「世界一美味しい魚」君の名は
- 「のどぐろ(アカムツ)」ってどんな魚⁇
- 「のどぐろ」と呼ばれる由来
- 島根県浜田市のブランド魚「のどぐろ」
- 超高級魚「のどぐろ」を捌く
- 「のどぐろ」を海鮮丼で頂く
- 「塩焼き、煮つけ、アラ汁」も個人的に世界一!
- ★ブログ移設のお知らせ
「世界一美味しい魚」君の名は
僕は沖縄にも北海道にも、釣り目的で住んだことがありますが、旅行などで全国各地を訪れる度にご当地の魚料理を積極的に口にします。
僕のこれまでの記事を読んだ方はお分かりになるはずですが、「怪魚」と呼ばれる市場に流通しない魚、その地域ならではの魚を人並上に捕食してきました(笑)
もちろん「食材となる魚」それぞれで、「刺身、煮つけ、塩焼き」など最も適した調理法は異なります。
そんな全ての調理法を踏まえて、僕がこれまで食べてきた魚の中でダントツで一番美味しいと思う魚は、「のどぐろ(アカムツ)」です!
それも「刺身、煮つけ、塩焼き、アラ汁」など、どんな調理法で食べても「魚類ナンバー1の味覚」だと思います。
「のどぐろ(アカムツ)」ってどんな魚⁇
正式和名は「アカムツ」という魚ですが、日本海域での呼び名である「のどぐろ」と呼ばれることが一般的な魚です。
「水深200メートル級」に生息する深海魚で、最大全長は50センチ程まで成長する魚です。
有名な水揚げ産地は「島根県、長崎県、石川県、新潟県」などで、季節を問わずに脂がノッており、「旬」とされる時期があまり関係ないとされています。
「深海のルビー」と呼ばれ、「1キロあたり1万円以上の値が付く超高級魚」です!
「のどぐろ」と呼ばれる由来
アカムツが「のどぐろ」と呼ばれる理由は、その通り「ノドが黒色をしているから」です。
口を開けて覗き込むと分かりにくいですが…
頭を落として「ノド」を見てみると…
「口を開けたら中が真っ黒な魚」なので、そのまま「のどぐろ」と呼ばれるようになったとされています。
ちなみに「のどぐろ」のノドが黒い理由は、「深海で効率よく餌を捕食するため」だとされています。
光の届かない深海で、口を大きく開いても獲物に気づかれないように進化したのです。
ちなみに「アカムツ」という和名の由来になった「赤い魚体」も、「深海では赤系統の色が最も視覚で捉えずらい」ため、「獲物&外敵に気づかれにくいメリット」があります。
島根県浜田市のブランド魚「のどぐろ」
諸説ありますが、アカムツを「のどぐろ」と呼び始めたのは僕の地元の「島根県浜田市」が発祥だとされています。
「島根県浜田市」のノドグロは、脂乗りが良くて全国一美味しいと評価されています。
僕も小さいころから、週一ペースぐらいで「のどぐろ」を食べて育ってきましたが、近年は全国各地で人気が高まってしまい、なかなか手が出せない価格になってしまいました。
市内には、「のどぐろ」を使った料理を楽しめるお店も多いです。
しかしながら「超高級魚」のため値段が高く、お腹いっぱい満足するまで食べることが厳しいです。
そんな時は、市場の魚屋さんで「のどぐろ」を買うのがオススメです。
超高級魚「のどぐろ」を捌く
ということで、市場内の鮮魚店で新鮮な「のどぐろ」を購入してきました!
今回購入したノドグロは、「30センチ、500グラム」サイズ。
この日は「1キロ当たり6,000円」だったので、この個体は3000円でした!
「のどぐろ」は傷みやすい魚なので、刺身で食べたい場合はお店に確認してから購入しましょう。
身をおろすとこんな感じ。
「白身の大トロ」と称される身は脂を多く含み、包丁がギトギトになります。
もう片方の身は、バーナーで皮を炙って余分な脂を落とします。
「生の半身」、「炙った半身」をそれぞれ用意し、まずは海鮮丼で頂くことにしました。
「のどぐろ」を海鮮丼で頂く
まずは「生の半身」を使った海鮮丼を頂きます。
「大盛りの酢飯」の上に、これでもかと「ノドグロ」を盛り付け、最後に「大葉」を散らして完成です。
料理屋さんで注文すると、5000円以上するであろうボリュームです(笑)
控えめに醤油をかけて、早速頂きます。
その身は上質な脂の塊で、まさに大トロを凌駕する旨さ!!
口に入れた途端にとろけて、柔らかい皮にもしっかり旨味が残ります。
脂肉のようなしつこいものでなく、魚らしい上質な脂質です。
お次は、「炙った半身」を使用した「ダシ茶漬け」を頂きます。
「のどぐろのアラ」からダシを抽出し、炙ったノドグロをのせた海鮮丼にかけます。
隠し味に「液状の昆布ダシ」を数滴垂らして、頂きます。
ダシに「のどぐろの脂」が浮いて、濃厚なのにしつこくない絶品なお味です!
「炙った皮」が香ばしく、身は柔らかくてフワフワの食感。
「身」はダシ汁でフヤけたご飯よりも柔らかく、あっという間に完食してしまいました。
「塩焼き、煮つけ、アラ汁」も個人的に世界一!
後日、地元の漁師友達のお手伝いをしたお礼に「のどぐろ」を貰ってきました。
今回は、「煮つけ、塩焼き、アラ汁」で頂くことにしました。
のどぐろは火を通すと余分な脂が落ちて、ふわふわとした食感になります。
「じゅわ~っ」としたあま~い脂が滴り落ちる「塩焼き」、脂がしっかり溶け込んで旨味の増した「煮つけ」。
どちらも、個人的に「世界一美味しい魚料理」だと思います。
最後に、個人的に一番好きなのどぐろの食べ方は、「アラ汁」。
のどぐろは、魚類の中でも「脂の質が最高峰の魚」です。
アラをじっくり煮ていると、溶けだした脂が広がって誘惑の強い香りがします(笑)
この味は文章では表現できないので、ぜひ食べてみてください。
僕が人生最後の食事に食べたい料理は、「のどぐろのアラ汁」です。
それでは、また!
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このブログを読んでいただいている読者の皆様へ、大事なお知らせがあります。
この度、本ブログの記事を別サイト「http://shimamayaa.com/」に完全移設することになりました。
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今後はリニューアルした新サイト「沖縄冒険日誌しままや~」に新しい記事をアップしていきます。
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