【沖縄冒険日誌】しままや~

海好きで沖縄に移住した、僕(ニッシー)の冒険の記録。釣りを中心とした「沖縄のアウトドア情報」、「自然・生き物の紹介」、「マニアックな観光情報」を移住者目線で発信していきます!モットーは「一期一会、一魚一会」、「観光あきたら冒険いこう!」。

【沖縄冒険日誌】しままや~

『拾った竹やペットボトルを使う⁉』夏の味覚「ウナギ」を釣る冒険

こんにちは!島根のニッシーです!

私用でしばらく地元に帰省する関係で、島根での冒険をアップします。

今回は、日本の夏の味覚「ウナギ」を釣る冒険です。

 

 

「ウナギ」という魚について

 

皆さんがよくご存知のウナギは、ニホンウナギという種類です。

 

世界には「ウナギの仲間」が19種類おり、うち食用になるのは「ヨーロッパウナギ」、「アメリカウナギ」など4種類のみです。

 

ウナギ 釣り ブッコミ

日本の食卓でお馴染みの「二ホンウナギ」

 

ウナギは日本各地の「河川、湖沼、河口域」に生息し、最大で1メートル近くまで成長します。

ウナギは、「淡水で育ち、海に降りて産卵をする」魚です。鮭と真逆ですね。

日中は岩陰に潜んでおり、日没後に「甲殻類、小魚」を食べる「夜行性」の魚です。

 

ウナギ 釣り ブッコミ ペットボトル

水が濁っていれば「日中」にも活動する

 

ウナギは、「魚類で最も嗅覚が鋭い」魚とされており、その嗅覚は「犬と同等かそれ以上」と言われています。


ちなみに、「皮膚呼吸」が出来るので、「体表と周囲の地面」が湿っていれば陸上でも活動出来ます。

 

沖縄でよく見るのは「オオウナギ

 

日本には、ニホンウナギオオウナギの2種類のウナギが生息しています。

オオウナギは暖かい地域に生息し、最大「2メートル、20キロ級」まで大きくなります。

 

 

オオウナギ 釣り

西表島で釣った「オオウナギ

 

オオウナギは不味い」という話をよく聞きますが、それは調理方法が間違っているためです。

オオウナギは身に「脂分」が多いため、「一度蒸してから焼く」と抜群に美味しくなります

僕が食べた感想は、「サンマの蒲焼き」に近い美味しさでした!

 

「ウナギの釣り方」は多種多様

 

ウナギは、「日本で古くから親しまれてきた食材」なので、捕獲手段が多種多様です。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ

実家にある古い「ウナギかご」

 

釣り以外でも「カゴを仕掛ける」、「延縄を仕掛ける」など色々な手段があります。

 

今回は、「釣り」でウナギを捕まえる方法を紹介します。



「ウナギの釣り方」もいくつか種類があるので、今回は僕がよくする釣り方を3種類紹介します。

釣り方①:「ブッコミ釣り」でウナギを釣る

 

「釣り竿、リール」を使った、一般的な釣り方です。

ポイントに仕掛けをぶっこみ、置き竿にしてアタリを待ちます。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ

竿先の「ケミホタル、鈴」を頼りにウナギを待つ

 

日没からの暗い時間帯に行う釣りで、大雨が降った後に「水が濁っているタイミング」がベストです。

具体的な仕掛けは、こちら。

 

 

ウナギ「ブッコミ釣り」仕掛け

 

この釣りでは、道具にこだわる必要はありません。

遠投する場合も少ないので、「柔らかめのルアータックル」で充分です。

ラインは、「PE1号orナイロン5号」を僕は使用しています。

 

河口で釣る場合の餌は、「ゴカイ、魚の切り身」

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ

釣具店で買える「ゴカイ」

 

河川などの淡水域の場合は、「ドバミミズ、魚の切り身」を使います。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ

実家の畑で採れる「ドバミミズ」

 

ウナギの口は小さいので、「大きな餌」は千切って使いましょう。

 

竿先につけた鈴が鳴ったら、アワセを入れて釣り上げます。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ

「針」は外さず、ハリスごとつけたままにする

 

釣り上げたウナギは、「針を外さずにハリスごと残す」のをオススメします。

そのため、「スナップサルカン」をつけてワンタッチでハリスを外せるようにしておくといいです。

 

 

 

ハリスを残しておくと、上の動画のように「ウナギを持つ作業」が格段に楽です。

 

釣り方②「穴釣り」でウナギを釣る

 

次は、岩陰に潜むウナギを「穴釣り」で狙う方法です。

 

ブッコミ釣りと違い、日中にウナギを釣ることが出来ます。

 

この釣りでは、「一般的な釣り竿やリール」は使いません。

 

 

ウナギ 釣り 穴釣り

拾った「竹」を竿にする

 

どこにでもある「細い竹」「針がついた糸」を組み合わせて使います。

具体的な仕掛けが、こちら。

 

 

ウナギ 釣り 穴釣り

ウナギ「穴釣り」仕掛け

 

「竹」はいくらでも生えているので、道具代がかかりません(笑)

この釣りでの竿の役割は、「ウナギを釣り上げるためではなく、ウナギの巣穴に仕掛けを差し込む」ことです。

狭い穴に差し込めるような、「先端が細い棒」なら何でも大丈夫です。

 

ウナギ 釣り 穴釣り

「針」は先端に引っ掛けるだけ

 

餌は、「ミミズや小魚の切り身」

竹の先端に「餌をつけた針」を引っ掛けたら、準備完了です。

 

 

ウナギ 釣り 穴釣り

「ウナギの巣穴」を探し歩く

 

ポイントは、ウナギが隠れていそうな「岩や護岸の隙間」



「穴釣り」の手順は、以下の通りです。

 

①:隙間を見つけたら、餌をつけた竿先をゆっくり穴の入口に近づけます。

②:ウナギが食いついたら、明確なアタリが出てラインが竿から外れます。

※竹の竿は、「脇に挟む、岸に置いておく」などしておきます。

③:30秒ほどしっかり喰い込ませたら、ラインを引っ張ってウナギを引き摺り出します。

 

 

ウナギ 釣り 穴釣り

「穴釣り」で釣れたウナギ

 

ウナギがいれば餌に食いついてくるので、手返しよく巣穴を探っていきましょう。

ラインを掴んでウナギと綱引きをするので、「軍手」の着用をオススメします。

 

釣り方③「ペットボトル釣法」でウナギを釣る

 

最後は、「ペットボトル」を使ったお手軽な釣り方です。

この釣り方も、「一般的な竿やリール」は使用しません。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ ペットボトル

「ペットボトル」が竿になります

 

どこにでもある「空のペットボトル」を使います。

ペットボトルにラインを巻き、仕掛けをポイントに投げ入れ、待機。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ ペットボトル

「ペットボトル」が倒れるのが合図




魚がかかるとペットボトルが倒れるので、それを合図に魚を釣り上げる方法です。

 

具体的な仕掛けは、こちら。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ ペットボトル

ウナギ「ペットボトル釣法」仕掛け

 

「ペットボトル」さえあれば大量生産出来るので、とても経済的です。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ ペットボトル

「糸巻量」は状況に合わせて微調整する

 

ペットボトルには「水糸(タコ糸でも可)を50〜100周」ぐらい巻きつけています。

ポイントは、ブッコミ釣りで狙うような場所を夜間に狙います。

餌やハリスなどの仕掛けも、ブッコミ釣りと同様で大丈夫です。

 

 

「ペットボトル釣法」の手順は、以下の通りです。

 

①:ペットボトルに水を貯めます。

 

満タンにするとペットボトルが倒れなくなるので、「500ミリリットルサイズは半分程度」「2リットルサイズは4分の1程度」の水量にします。


②:ペットボトルを片手に持ち、仕掛けをぶん回して投入します。

 

「下投げ」で、勢いをつけて回すと遠投しやすいです。

③:糸のタルミを取り、アタリを待ちます。

 

ペットボトルが倒れたら、糸を張って魚が掛かっているか確認。後は糸をペットボトルに巻くようにして、魚を釣り上げましょう。

 

 

ウナギ 釣り ブッコミ ペットボトル

「ペットボトル釣法」で釣れたウナギ

 

以上、「ウナギの釣り方」を3種類紹介しました。

ウナギは「脱走名人」なので、必ずクーラーボックスなどの蓋付きの容器で持ち帰りましょう。

 


次回の記事では、釣ってきた「ウナギの捌き方」を解説します。


それでは、また!

 

★ブログ移設のお知らせ

 

このブログを読んでいただいている読者の皆様へ、大事なお知らせがあります。

 

この度、本ブログの記事を別サイト「http://shimamayaa.com/」に完全移設することになりました。

 

読者の皆様がより読みやすいブログになるように、新しくデザイン構成や記事を再編集しています。

 

今後はリニューアルした新サイト「沖縄冒険日誌しままや~」に新しい記事をアップしていきます。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。