【沖縄冒険日誌】しままや~

海好きで沖縄に移住した、僕(ニッシー)の冒険の記録。釣りを中心とした「沖縄のアウトドア情報」、「自然・生き物の紹介」、「マニアックな観光情報」を移住者目線で発信していきます!モットーは「一期一会、一魚一会」、「観光あきたら冒険いこう!」。

【沖縄冒険日誌】しままや~

高級食材「スッポン」を釣って美味しく頂く冒険

こんにちは!島根のニッシーです!

私用でしばらく地元に帰省する関係で、島根での冒険をアップします。


今回は「魚」ではなく、「亀」を釣りに行くお話です。

 

採れたての「スッポン」が食べたい

 

家の近所に、「スッポン料理」が食べられるお店があります。

 

 

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あっさりスープが特徴の「スッポンラーメン」

 

ここの名物は、スッポンから出汁をとったスープが絶品の「スッポンラーメン」

あっさりした栄養満点のスープが特徴で、僕の行きつけのお店です。

 

ラーメンを食べていたら、お腹いっぱい「スッポン」が食べたくなったので、自分で捕まえに行くことにしました(笑)

 

「スッポン」ってどんな亀⁇

 

スッポンは、日本各地の川や池に生息している「淡水生のカメ」です。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

「スッポン」

 

雑食性で、口に入るモノはなんでも食べる大食漢。

顎の力が強く、「噛みついたら、雷が鳴っても離さない」ことで有名です。

 

スッポン 釣り 捌き方

「スッポン」の口

 

「亀の甲羅」が硬いのに対して、「スッポンの甲羅」はゴムのような弾力で柔らかいです。

これは、「スッポンの甲羅」がたくさんのコラーゲンで構成されているためです。

 

「スッポン」は超高級食材

 

スッポンは、古くから「高級食材」として珍重されてきました。

中国では約4000年前から記録が残っており、日本でも昔から「滋養強壮に効く食材」とされてきました。

またコラーゲンを多く含んでいるので、「美肌効果」が期待出来ると、女性にも大人気だそうです。

 

 

スーパーで販売されていた「スッポン」

 

上の写真は、スーパーで売られていたスッポン。

 

「1キロあたり4500円」で販売されていました。

「スッポンのコース料理」を料亭で頼むと、何万円単位でお金が飛んでいきます。

 

「スッポン」の釣り方

 

そんなお高いスッポンですが、いる場所さえ分かれば簡単に釣ることが出来ます。


「適当な道具」「安い餌」を用意するだけで、高級食材がお得にゲット出来ちゃいます。

具体的な仕掛けは、こちら。

 

「スッポン」を狙う仕掛けの図

 

この仕掛けを「適当な竿とリール」と組み合わせます。

「ファミリー向けの投げ竿セット」や「バスロッド」で充分です。

 

ラインは、PEだと3号程度。ナイロンだと5号程度あれば安心です。

正直、丈夫な「管付き針」「オモリ」さえあれば、どんな仕掛けでも大丈夫です(笑)

 

スッポン 釣り 捌き方

「ペットボトル釣法」でもスッポンが狙える

 

竿が無ければ、上の写真のような「ペットボトル釣法」でもスッポンを釣ることが出来ます。


※「ペットボトル釣法」については、こちらの記事をご覧ください

 

 

餌は、「鶏肉」がオススメです。

 

 

スッポン狙いの定番餌「鶏肉」

 

スーパーで手軽に安く手に入りますし、「餌取り」にも強いです。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

 

 

鶏肉を一口大にカットして、針に付けます。


スッポンは大きくなると、「1キロ〜3キロ」になります。

「釣れたスッポン」をそのまま持ち上げると竿が壊れるので、タモ網の使用をオススメします。

 

近所の川に「スッポン」を釣りに行く

 

それでは準備した道具を持って、スッポンを釣りに出かけましょう!

 

前提として、「スッポンがいる場所」で釣る必要があります。

目撃例がある場所を探し、事前に下見をしてスッポンがいるかをチェックしておきましょう。

 

スッポン 釣り 捌き方

「スッポン」が生息するポイントに到着!

 

スッポンの動きが活発になる、「夕方から日没までの時間」を狙いました。


川底に餌を投げて待っていると、早速...。

 

スッポン 釣り 捌き方

「スッポン」が釣れた!

 

狙い通り、1キロ前後のスッポンが釣れました!

針を外す時に噛まれる危険があるので、ラインごと切るのがオススメです。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

噛まれないように注意!

 

首がかなり伸びるので、持つ場所が悪いと噛み付かれてしまいます。

 

 

「甲羅の後ろ側」を持つと噛まれない

 

スッポンを持つ時は、上の写真のように「甲羅の後ろ側を掴む」と首が届かないので安全です。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

「鋭い爪」にも注意!

 

スッポンは爪が鋭いので、引っ掻かれないように注意しましょう!

 

 

 

追加の1匹を狙って待っていると、次に来たのは…。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

 

 

「君は来ちゃダメな奴っ!」

※「こいつ」のことについては、こちらの記事をご覧ください

 

「以前のハンザケ記事の釣り場」とは別の川でスッポン釣りをしていたのですが、この場所では初遭遇のハンザケ君でした。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

「スッポン」をお持ち帰り

 

「ハンザケ君」にはお帰り頂いて、釣れたスッポン1匹を持ち帰ることにしました。

 

「スッポン」の下処理をする

 

釣って来たスッポンは、「泥抜き」「胃を空にする」ために5日活かしておきました。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

 

 

「愛着」が湧いて可哀想にも思えましたが、「食欲」が勝ったので捌いていくことにします(笑)

 

 

スッポン 釣り 捌き方

「・・・」


それでは、心を鬼にして作業に取り掛かりましょう!

 

 まずは、スッポンをひっくり返します。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

「スッポン」をひっくり返す

 

すると首を伸ばして起き上がろうとするので、「首根っこ」を掴みます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

首根っこを掴む

 

躊躇していると噛まれますので、思い切って掴みましょう!

 

首が伸び切ったところで、首の根本から包丁でギロチンします。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

首をギロチンする

 

首を落とせたら、切り口を下にして持ち上げて、血を抜きます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

しっかり血抜きをする

 

養殖のスッポンだと、生き血を日本酒で割って楽しむことが出来ます。

今回は天然のスッポンで寄生虫が怖いので、生き血は使用しませんでした。


 

次に、「体表の薄皮」を取り除いていきます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

体表の薄皮を取り除く

 

スッポンを熱湯にくぐらせ、タワシで擦ると「薄皮」が剥がれます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

取り除いたスッポンの「薄皮」

 

薄皮が残っていると「臭み、苦味」の原因になるので、しっかりと取り除きましょう。

これで、スッポンの下処理が完了です。

 

「スッポン」を解体する

 

ここからは、スッポンを捌いていきます。

 

まずは、「甲羅と柔らかいエンペラの境目」に沿って包丁を入れていきます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

刃を甲羅に沿って一周させる

 

グルリと包丁を一周させたら、甲羅をパカッと外します。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

甲羅を外す

 

外れにくい場合は、甲羅の隙間から包丁を入れてください。

 

 

スッポンの内臓は、身と一緒に煮込んで食べることが出来ます。

 

ただ、「膀胱」「胆嚢」は破れると「苦味、臭み」の原因になるので、慎重に取り除きます。

 

今回釣ったスッポンは「メス」だったようで、卵を持っていました。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

スッポンの「卵」

 

 

次に、スッポンを裏返して「足の部位」を分けていきます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

スッポンの「足」を解体する

 

「硬い部分と柔らかい部分の境目」に包丁を入れながら、部位を切り分けていきます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

甲羅から「足」を外す

 

「前足、後ろ足」を切り分けました。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

足の「爪」を取り除く

 

指先の「爪の部分」を取り除いたら、解体も完了間近です。

 

甲羅周りの「柔らかいエンペラ」は、コラーゲンが特に多い部分です。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

「エンペラ」をカットする

 

食べやすいサイズに切り分けて、後で身と一緒に煮込みます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

解体が完了!

 

以上で、スッポンの解体が完了です!

 

 

「スッポン」を美味しく頂く

 

それでは、スッポンを調理して美味しく頂きます。

まずは、「スッポン鍋」

 

 

スッポン 釣り 捌き方

 

 

アクを丁寧に取りながら、スッポンを煮込んで頂きます。

 

 

スッポン 釣り 捌き方

 

 

「うまいっ!」

 

「身」はプルプルした歯応えで、味は「鶏肉」のよう。

「エンペラの部分」も、プルプルした食感で抜群に美味しいです。

 

 

スッポン 釣り 捌き方



鍋の後に〆で食べた「スッポンの雑炊」は、旨さが凝縮された「反則級の美味しさ」でした!

 

 

個人的に一番美味しいと思ったのは、「スッポンの唐揚げ」

 

 

スッポン 釣り 捌き方

 

「身」はフライドチキンのようで、「エンペラ部分」はホルモンのようにコリコリして、とにかく美味しかったです!

 

皆さんも近所の水辺で、超高級食材の「スッポン」を狙ってみてくださいね。

 

 

それでは、また!

 

★ブログ移設のお知らせ

 

このブログを読んでいただいている読者の皆様へ、大事なお知らせがあります。

 

この度、本ブログの記事を別サイト「http://shimamayaa.com/」に完全移設することになりました。

 

読者の皆様がより読みやすいブログになるように、新しくデザイン構成や記事を再編集しています。

 

今後はリニューアルした新サイト「沖縄冒険日誌しままや~」に新しい記事をアップしていきます。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。